ごあいさつ

 公益社団法人 福岡県製薬工業協会は、戦後の物資不足時代における製薬原料の確保及びに適正配給を目的として昭和22年8月に任意団体 福岡県製薬協会として結成しました。
 昭和44年9月に医薬品製造業者以外の医薬部外品、化粧品、医療用具及び毒物劇物の各製造業を含めた社団法人 福岡県製薬工業協会として発展し、平成24年4月に公益社団法人へ移行しました。

 福岡県薬業団体連合会の構成団体でもあります。

 現在、医薬品業界を取り巻く環境は、平成26年7月のPIC/S(医薬品査定協定及び医薬品査察共同スキーム)への加盟、同年11月の長年親しんできた薬事法が一部改正され医薬品医療機器等法の施行、また年々膨らむ医療費の抑制策の一つとして、平成30年度から平成32年度末までの間のなるべく早期の後発医薬品数量シェア80パーセントへの引き上げ目標が定められるなど大きく変化しております。
 他方では、大規模災害やパンデミック(世界的規模の感染症流行)発生時にも医薬品を安定供給するという使命を負っております。

 このような中、当協会では会員の資質向上を図るため行政情報等の提供に努め、各種研修会や各種講習会を企画・実施し、会員のみならず関係業界の発展向上に寄与することはもとより、行政機関や関係団体と連携して「薬物乱用撲滅運動」や「くすりと健康フェア」に参画するなど積極的に取り組んでおります。

 また、会員の多くが生命関連産業であることから「品質及び安全性の確保」の重要性に鑑み、協会の活動を通して、これからも県民及び国民の皆様の健康と福祉、安全・安心に貢献できるよう努力して参る所存です。

 当協会に対する皆様の温かいご指導、ご協力をお願い申し上げます。

公益社団法人 福岡県製薬工業協会長
岡 本 隆 行